◎いろはにほへと
 物などを数えるときに 「1,2,3・・・」 を使うことが現代では一般的です。
 他には、「a,b,c・・・」 で表すことも多いでしょう。

 大工の世界では、「イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、ト・・・」 が同様に使われています。
 使われ方は、木造住宅の柱の位置のナンバリングとしてです。

 例えば、南北を 「1,2,3,4,5・・・」 と、東西を 「イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、ト・・・」 とし、格子割り付けします。
 「イ1」 とか 「へ3」 という風に柱の立てる位置に名前をつけることができるのです。
 木造住宅の建築現場に足を運んでみて下さい。柱のどこかにこの様な名前が付いていることでしょう。

◎いろはかるた
 今で言うところの 「50音」 に中るのが、「イロハニホヘト・・・」 の47音です。
 昔の人々の文字学習に開発された物です。いわゆる “手習い歌” です。
 47音(文字)総ては下記の通りで、1つの詩になっています。

 いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもへす
 色は匂へど   散りぬるを 我が世誰ぞ  常ならん  有為の奥山   今日越えて 浅き夢見じ   酔ひもせず

 「ん」 はございません。最後に 「京」 が付くことも多いです。
 解釈は色々あり、暗号説もささやかれていますので、ここでは割愛させていただきます。
 また、最も古いとされているいろは歌には次のように漢字を主体に作成されています。

 以呂波耳本ヘ止 千利奴流乎和加 餘多連曽津祢那 良牟有為能於久 耶万計不己衣天 阿佐伎喩女美之 恵比毛勢須

 「いろはかるた」 は、ご存じ百人一首同様の歌合わせゲームです。そこで、次に47音+京の説明をしていきたいと思います。

いろはかるた一覧

いろは 代表的な 「ことわざ」
犬も歩けば棒に当たる」  「石の上にも三年」  「いやいや三杯」  「一寸先は闇」  「急がば回れ
論語読みの論語知らず」  「論より証拠
八十の手習い」  「花より団子」  「針の穴より天のぞく
二階から目薬」  「憎まれっ子世にはばかる
仏つくって魂入れず」  「仏の顔も三度」  「骨折り損の草臥れもうけ
下手の長談義」  「下手の横好き」  「屁をひって尻すぼめ
灯台もと暗し」  「豆腐に鎹」  「時は金なり」  「年寄りの冷水
地獄の沙汰も金次第」  「提灯に釣鐘」  「塵積もって山となる
律義者の子だくさん」  「綸言汗のごとく
糠に釘」  「盗人の昼寝」  「濡れ手で粟
類は友を呼ぶ」  「瑠璃も玻璃も照らせば光る
老いては子に従え」  「奢る平家は久しからず」  「鬼も十八
若い時のしんどは買うてせよ」  「笑う門に福来たる」  「割れ鍋に綴じ蓋
稼ぐに追いつく貧乏なし」  「蛙の子は蛙」  「勝って兜の緒を締めよ」  「金槌の川流れ」  「壁に耳あり
可愛い子には旅をさせ
葦の髄から天のぞく」  「夜目遠目かさの内
立て板に水」  「旅は道連れ」  「玉も磨かねば光なし
良薬は口に苦し」  「連木で腹をきる
総領の甚六」  「袖振り合うも他生の縁」  「損して得とれ
月に叢雲」  「月夜に釜を抜く
猫に小判」  「猫を追うより皿をのけ」  「念には念を入れ
泣き面に蜂」  「なす時の閻魔顔」  「生兵法は大怪我のもと
来年のことをいうと鬼が笑う」  「楽あれば苦あり
昔取った杵柄」  「馬の耳に風」  「無理が通れば道理引っ込む
氏より育ち」  「嘘から出た真」  「鵜の真似する烏水に溺れる」  「瓜の蔓に茄子はならぬ
井の中の蛙大海を知らず」  「芋の煮えたもご存じない」  「鰯の頭も信心から
喉元過ぎれば熱さ忘れる」  「鑿といわば槌
負うた子に教えられ浅瀬を渡る」  「鬼に金棒」  「鬼の女房に鬼神」  「鬼の留守に洗濯」  「親孝行は百行のもと
臭いものに蠅」  「臭いものに蓋」  「腐っても鯛」  「口は禍の門」  「苦しい時の神頼み
安物買いの銭失い」  「柳の枝に雪折れなし」  「闇に鉄砲
蒔かぬ種は生えぬ」  「負けるが勝ち」  「正宗で薪割り
芸は身を助ける」  「下駄と焼き味噌」  「喧嘩過ぎての棒」  「喧嘩両成敗
河豚は食いたし命は惜しし」  「梟鳥の宵だくみ」  「武士は食わねど高楊枝」  「文は遣りたし書く手はもたず
弘法も筆の誤り」  「子は三界の首枷」  「これに懲りよ道才坊」  「転ばぬ先の杖」  「子を持って知る親の恩
得手に帆をあげ」  「絵に描いた餅は食えぬ」  「栄耀に餅の皮」  「縁と月日」  「縁の下の力持ち
亭主の好きな赤烏帽子」  「寺から里」  「天道人を殺さず」  「天は自ら助くる者を助く
開いた口にぼた餅」  「商いは牛の涎」  「悪事千里」  「足元から鳥が立つ」  「頭隠して尻隠さず
竿の先に鈴」  「猿も木から落ちる」  「触らぬ神に祟りなし」  「三遍廻って煙草にしよ
聞いて極楽見て地獄」  「聞くは一時の恥」  「義理と褌はかかねばならぬ」  「鬼神に横道なし
幽霊の浜風」  「油断大敵」  「夢に牡丹餅」  「湯を沸かして水にする
名人は人を謗らず」  「目の上の瘤
身から出た錆」  「三つ子の魂百まで」  「身は身で通る
知らぬが仏」  「しわん坊の柿の種
縁の下の舞」  「縁は異なもの」  「遠慮は無沙汰
膝頭で江戸行き」  「膝とも談合」  「人の振り見て我が振り直せ」  「人は一代名は末代」  「瓢箪から駒」  「貧乏暇なし
餅は餅屋」  「もったが病」  「門前の小僧習わぬ経を読む
性は道によって賢し」  「背に腹は代えられぬ」  「栴檀は双葉より芳し」  「せんちで饅頭
粋は身を食う」  「空き腹に不味いものなし」  「雀百まで踊り忘れず
京に田舎あり」  「京の夢大阪の夢

参考文献:「ことわざで遊ぶ いろはかるた(時田昌瑞 著)ISBN978-4-418-07235-4」

暦の雑学話もご覧下さい。

 
 
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